2021.9.16
VW,GM等が、EV車の火災にくるしめられている。
GMのピュアEVであるBoltでは、2016年発売以後の全車両14万台あまりのリコールをかけている。今まで10台の発火を確認しているとのこと。10万台に7台の割合である。
https://www.autonews.com/manufacturing/gm-tells-some-bolt-owners-park-50-feet-away-other-cars
原因はバッテリーメーカであるLGの製造工程での二つの原因によるものと推定されている。
実は内燃機関の車でも相当の割合で火災は発生している。下記文献によると日本では、年間5000件程度発生しており、率にすると10万台当たり5~6件程度(2012年)のようである。
ただし、原因が様々であり、一つの原因による確率はぐんと低くなる。また、きわめて古い車両も含まれている。
今回のBOLTの場合は、バッテリ起因の火災となっており、単一の原因としては極めて大きいといえる。
リコールが終わるまで、ユーザには充電は90%以下、走行時は残距離70マイルになる前に充電するように依頼を出されている。さらに駐車時は、他の車から50フィート以上離して駐車するように依頼もされている。
とんでもない不便をユーザにかけていることになる。
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| GMの電気自動車BOLT |
ここ数年で、猫も杓子もEV,EVと狂ったように走り出しているように見える。何かを仮定したまま突っ走ているようにしか見えない。
新しい技術を導入するとたいてい何個かの落とし穴に出会う。それらを一個一個つぶしながら本物になってゆくのであるが、中には途中で脱落する技術も当然出てくる。
そのため、少数のパイロット的なくるまを出して様子を見るというのが従来のカーメーカの考え方である。
EV時代を想定して、一気に主導権を取ろういう言う壮大なレースがスタートした訳であるが、各社とも拙速すぎではないだろうか?
この点、Teslaは賢くて、パソコン用に実績のあるバッテリを採用した。パソコンも発火事故が相次ぎ、大騒ぎなった時期もあったがやがて改良されて信頼性のあるものになった経緯がある。
誰かが厳しいしっぺ返しを食らうのが目に見えるようなきがする。
デジャブ的な感覚もあり、何かと考えてみたら以前のディーゼル(欧州) VS ハイブリッド(日本)論争を思い出す。欧州勢および彼らのシンパの日本の評論家は、ハイブリッドをこき下ろしていた。
まさか江戸のかたきを長崎で取ろうというわけではないとは思うが・・・
ひるがえって、我がiMIEV(M)は、そろそろ10年になんなんとする。さすがに多少ガタが感じられるところもあるが、快調そのものである。バッテリに関わる不具合は経験せず。
いつも気にしている満充電時の走行距離も、新車の時と全く同じ。
日常生活に何の不自由もなく多大な貢献をしてくれている。
とにかくメンテナンスコストがかからない。リコール以外で、この10年間で交換したものは、ワイパーブレード、タイヤ程度である。(タイヤはなぜかものすごく摩耗する。)
価格がこなれてくれば、走行距離がすくなくても買う価値が出てくると思われる。
その意味で、日産・三菱グループが投入する軽EVに期待するところが大である。

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